庭木&草花のご紹介

ケマンソウ

ケマンソウ(タイツリソウ)

[学名]Dicentra spectabilis
[分類]ケシ科 コマクサ属
[草丈]50~90cm
[開花期]5~6月
[繁殖方法]株分け、さし芽
[原産国]中国、朝鮮半島
[植え付け・株分け]春または秋に堀上げ、株分けして植え付けます。比較的太い根茎に芽がついており、5芽程度つけて手で割ります。植え付け前に消毒をするとよいでしょう。購入株も春に植え付けます。高温多湿に弱く、半日陰の水はけのよい所に植え付けます。肥沃な所を好むので植え付け時に腐葉土や堆肥などを十分にすき込んでおきます。
[その他]春に萌芽してくる新芽を取り、さし芽でふやせます。5cm程度のさし穂を切り取り、バーミキュライトなどにさします。暑さに弱いので、温度が上がり過ぎないように遮光などして涼しく保ちます。
コマクサの仲間には花の美しいものが多くありますが、中でもケマンソウは花も大きく野性味の中に豪華さがある花です。ケマン(華蔓)とは仏殿に天井からつり下げる金属の装飾品のことで、ぶら下がった花を見立てたものです。また別名のタイツリソウじゃ釣り竿にぶら下がった鯛に似ていることからで、英名ではブリーディングハートといい花の形を心臓に見立てています。濃いピンクの花の先端は白く、そのコントラストが美しく人目を引きます。草姿が小ぶりですが、花期の長いハナケマンソウは、とても丈夫です。

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